ずくなし農園 千曲市

自然の力を信じて、健康にも環境にも優しい、
素直でおいしい野菜を作りたい。

ずくなし育ちは、素直でおいしい!

ずくなし農園さんの特徴は、なんといっても無農薬・無肥料にこだわった農法。
できるだけ環境への負荷を少なく、健康にも良いものを作りたい、という思いで、珍しい西洋野菜を中心に100種近くもの野菜を生産されています。
たとえば、ナスだけでも数種類。色の白いのや大きいのなど、どんな味だろう、どんな料理を作ろう、とワクワクするような色鮮やかで個性的な珍しいものが揃います。
実際、顧客には多くのレストランシェフを抱えているそう。
品種の珍しさだけではありません。その味も、指名を受ける大きな理由の一つです。
自然の力と大地の恵みを糧に農園主の中村さんが丹念に育てる野菜は、えぐみの少ないすっきりとした素直な味だと評判です。
無農薬・無肥料で育てた野菜ならではの成果だと、中村さんは胸を張ります。

野菜の成長に、肥料はいらない?

朝顔の研究や家庭菜園をするとき、「大きくなってね」という願いを込めて肥料を与えた、そんな経験はありませんか?その経験からか肥料をあげると植物が元気に育ってくれる、そんなイメージを持っていた私は、肥料を与えずに育てる、という農法に驚きました。
当たり前のように、あげた方が良いもの、そう思い込んでいた肥料は実は、科学的には「植物の栄養源になる」と証明されてはいないそうです。
その土地に住む菌や自然の環境で十分、元気で美味しい野菜が育まれる。
ずくなし農園さんは、色とりどりの美味しい野菜たちでそれを証明しています。



元気の秘訣はふかふかの土!

一歩足を進めるたびに異なる野菜が顔を出す畑で、農園主の中村さんがふいに一本の長い竿を持ちあげました。何をするのかと見ていると、サクッと地面に突き立てます。そのままするすると地面に押し込んでいき、もう進めないとようやく止まったのは、2メートル近くも埋まったところ。
つまり、それだけ豊かで柔らかな土の層ができているということ。一見武骨で硬派に見えた畑が、こんなにもふかふかしていたなんて!驚きです。
このふかふかの土が、野菜を元気にする菌が活発でたくさんいる何よりの証拠。
耕して、種を植え、育て、また耕す。繰り返していくことで肥料に頼らなくてもここまでできる、農園主の自信が窺えます。


きっかけは、アフリカへの旅

かつては都会で農業とは無縁の生活を送っていた中村さん。なぜ、都会を離れ農業を、しかも無農薬・無肥料にこだわって始めることになったのでしょう?
きっかけを尋ねると、その答えはアフリカへの旅の経験でした。
音楽をやっていてジャンベ(アフリカのドラム)に興味があったことや友人の勧めもあり、ある時訪れたアフリカ。そこで触れた文化や目にした光景に、とてもショックを受けたそうです。下水や廃棄物の処理やインフラ整備もままならないなど、効率を求め猛進した先進国との格差や影をいたるところで目にし、このままではだめだ。効率化を極めると、どこかで歪が生じてしまう。そう強く感じたそうです。
とはいえ、世界の流れまでは変えられない。だからせめて、自分の生き方として、環境に良い選択をしていたい。その想いが、今の農法に繋がっています。




まだまだ、農園は進化します!

ずくなし農園を始めて6年。
手間も時間もかかるし苦労も多く、時代に逆行しているかもしれない、と悩むことも多い無農薬・無肥料農法。けれど、年を経るごとに確実に土壌が豊かになり、作物が安定して成長するようになっていることを実感しているという中村さん。
土壌も作物も、根気よく付き合い続けることで親和性が高まり、良いものが出来てくる。自分の思いに応えてくれる実感、農園の醍醐味です。
また、3人のお子さんを持つ父親として、子どもたちに健康に良いものを食べてほしい。自然環境も良いものを残したい。という思いも大きな原動力。
自然も、自分たちの食べるものも、どちらも大切にしたい。ずくなし農園は、自然の恵みと作り手の思いを一身に受けて、たくさんの美味しい野菜を育んでいきます。今後もいろいろな野菜に挑戦していくとのことで、どんな野菜に出会えるのか、これからますます楽しみですね。

ずくなし農園の直販サイトはこちら◎

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